MitraClipの実施要件
2018年4月からのわが国における本治療法の保険診療下での実施開始に先立ち、日本循環器学会は日本心臓病学会、日本心不全学会、日本心血管インターベンション治療学会、日本心エコー図学会、日本心臓血管外科学会と共同で本治療法の適応基準、実施施設基準を策定し、その中で、本治療を施行した患者の全例登録を実施施設となるための必要条件としています。
研究目的
本登録研究は、手術リスクの高い器質的ないし機能性僧帽弁閉鎖不全を有する患者に対する経皮的僧帽弁接合不全修復システムを用いた治療の安全性モニタリングを含む実態調査を目的とし、実施医や実施施設を認定する資料等としても本データを用います。さらに本治療法の安全性や有効性を確立するために計画される他機関の研究に対してデータを提供し、わが国における臨床エビデンス構築をサポートすることも目的としています。そのために、日本循環器学会を主実施機関として日本心臓病学会、日本心不全学会、日本心血管インターベンション治療学会、日本心エコー図学会、日本心臓血管外科学会が協力し、データ集積管理ツール(EDC: Electronic Data Capture)を活用したオンラインレジストリーシステムを整備します。
本研究は、日本循環器学会倫理委員会および各施設の倫理委員会の承認のもと実施しています。
経皮的僧帽弁接合不全修復システム認定施設の一覧については、下記ホームページをご参照ください。
一般社団法人日本循環器学会 デバイス部会「経皮的僧帽弁接合不全修復システム(MitraClip)について」※本研究は認定施設のみの参加となります。